フェスティバル、おかえりなさい。待ってたよ。ハイライフ八ヶ岳2020、1日目を終えて

  • レポート

ステージの空にはたくさんの星が輝く

やっとやってきたこの日。完璧な楽しみでも、完璧な緊張でもない。でも、多くの人が待ち望んでいた「ハイライフ八ヶ岳」の当日。

2020年9月12日は「僕たちにフェスは必要だった」と多くの人が実感した日でした。

自由に会場を歩き、好きなご飯や雑貨を探し、タイムテーブルを見ながら次の行動を決める。フロアに向かうにつれて、ステージの音が少しずつ、少しずつ大きくなる。

目の前に広がるステージ、フロア。体に響く低音、音で震える空気。ステージの裏には空が広がり、自分の上にも空が広がる。

場内に並ぶマーケット、遊ぶ子どもたち

Ovall

真っ黒な雲が近づいて雨がぱらついたり、雲の切れ間から光が指して山が神々しく輝いたり。日が落ちればあまりにも多くの星が頭上を覆う。

少し手を伸ばせばそこにあったのに、遠くに行ってしまった「フェス」が帰ってきた日。「フェス」がどれだけ大事なことだったか、参加者のみなさんの顔を見ればわかります。

嬉しそうで泣きそうな人を、何人も見ました。

Tempalay

Polaris

一歩目、フェス再開への大きな一歩をたくさんの参加者とアーティストとスタッフと共にしました。

今までと違うのは、マスクや適切な距離。個人情報の取得や、体調管理。、新しいフェスのお作法の徹底を繰り返しお願いしてきました。

多くの人は、しっかりと自主的に守ってくれていました。スタッフから声をかける場面もあったけど、そうやって、新しいお作法が少しずつ浸透してくれるなら悪いことではないと思います。

今日、会場に来てくれたみなさん、ありがとうございました。入場までに待たせてしまったり、タイムテーブルが押してしまったり、トラブルが多いなか、文句も言わず、待ってくれて本当に感謝です。明日もそんなかんじでお願いします(笑)。

配信もトラブルがありました。でも、ディスプレイ越しに見守ってくれて、ありがとうございました。

フェスの日を絶やさないために、9/13もやります。会場で会える人、また明日会いましょう。会えない人、ぜひ配信を見てください。配信で会いましょう。

会場にいるみなさん、今夜は冷えます。暖かくして寝てください。

文:葛原信太郎
写真:丹澤由棋、古厩志帆、平林岳志、片岡一史