9/11ハイライフ八ヶ岳2022 powered by ソラリズム フォトレポート|タカシタブラカシ、石橋英子、OMSB、一十三十一、Ovall 等とともにこれからのハイライフへと種を蒔きました

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9/11ハイライフ八ヶ岳2022 powered by ソラリズム フォトレポート|タカシタブラカシ、石橋英子、OMSB、一十三十一、Ovall 等とともにこれからのハイライフへと種を蒔きました

9.11(日)2日目の開催を終えたハイライフ八ヶ岳の会場には約600人もの皆さんがご来場くださり、大盛況の1日を終えることができました。映画「ドライブ・マイ・カー」で注目を浴びる中、荘厳な楽曲を披露した石橋英子や、昨今HIP HOPシーンでも注目を浴び続けているMCのOMSB。圧倒的な存在感とメロウなステージでオーディエンスを、魅了した一十三十一、今インストシーンを牽引するOvall 等、トークブースを合わせ26組ものアーティストたちがハイライフに集い、新しいハイライフの始まりをみんなで分かち合うことができました。フロンティアフォレストの大トリをつとめたタカシタブラカシのステージが始まる頃には芝生いっぱいにオーディエンスが集い、来年、再来年へとこのハイライフの布石を繋げることができました。
素晴らしい音楽や、フード・マーケット、そして皆さんの笑顔に溢れた1日をお使えします。

Photo by 丹澤由棋/平林岳志


爽やかな日差しの中、tsukuyomiの演奏でスタートを迎えた「フロンティアフォレスト」の朝

快晴に恵まれたハイライフ八ヶ岳2日目の朝。オープン時間を迎えると、続々とお客さんが足を運んでくださり、会場は和やかな活気に包まれ始めます。
佐藤こむぎさんの呼び込みでtsukuyomiの6人がステージに現れ、甘いクラシックギターの音色を響かせるハイライフ2日目の始まり。スタートに合わせて続々とお客さんたちがステージ前に集まり始め、徐々にピッチを上げていく演奏と共に客席も温まっていきます。
爽やかな日差しの中で繰り広げられるサックス、ストリングス、キーボトとリズム隊の絡み合いに立ち上がり体を揺らす皆さんの笑顔が会場を満たし始める1日の始まりです。

宮武弘のウクレレと歌声、発酵トークにまったり発酵サーカスの昼下がり

“美味しくて身体に良くてためになる”「発酵サーカス」では、ただいま発酵中(小倉ヒラク&石崎嵩人)やうちゅうブルーイングの二人による発酵トークを展開。宮武弘のウクレレと伸びやかな歌声に耳を傾け、まったりと昼下がりを過ごす皆さんの姿がありました。

石橋英子の演奏が昼下がりの森を深く包む、クラブワンダーラストではOMSBの“最高”のステージが

厳かな雰囲気をたたえた石橋英子がステージに現れ、日が落ち始めたフロンティアフォレストの昼下がりが始まります。ゆっくりとフルートを響かせながらアンビエントな演奏が始まると、先程まではしゃぎまわっていた子どもたちも少しだけしっとりした様子。客席には斜陽が差し込みつつも徐々に影が広がり始め、それと呼応しあうかのように涼しげな歌声と音色が会場に響き渡ります。

夕暮れに近づくクラブワンダーラストにOMSBが現れVJとともに重低音のビートが脈打ち始めます。額に汗を浮かべつつ、ほとんどMC無しで楽曲を連ね続けるOMSB。「最高です!皆さんHIP HOPは好きですか?」彼の問いかけに会場にはこの日一番の歓声が起こり、B-BOY、B-GIRL問わず幅広い客層の皆さんが彼の言葉一つ一つに身体をあずけました。
最後の楽曲を終えるとると会場はピースフルな歓声に包まれ、オーディエンスとハイタッチをしながら最高のステージを讃えあう姿が印象的でした。

一十三十一が演出するクラブワンダーラストのメロウな夜、Ovall、タカシタブラカシがハイライフの2日間を締めくくります

OMSBの興奮が冷めやらないクラブワンダーラスト。ネオン色の照明が一十三十一のメンバーを迎え入れ、いよいよクライマックスに近づく夜が加速していきます。
Vo.を中心にシンセとギターがサイドをつとめ、四つ打ちのビートがポップで浮遊感のあるサウンドを弾ませていきます。ピンクの衣装を見に纏い、キュートに身体をくねらせながら歌う天野 一十三のアイコニックな存在感に会場のオーディエンスは釘付けとなりました。ノスタルジックなメロディーラインとVJに、会場はエモーショナルな空気に満たされていきます。

宵闇に包まれるフロンティアフォレストではOvallがステージに上がり演奏をスタートします。彼らの卓越したスキルとグルーヴに、会場のオーディエンスも思い思いに身体を揺らします。少しずつ濃さを増していく夕空と色彩を豊かにする会場の灯り。オーディエンスの熱量とともにエモーショナルになっていく演奏がハイライフのクライマックスを加速させていきます。

ハナレグミ×U-zhaanのコラボユニットのタカシタブラカシが始まる頃、サウンドチェックのタブラの音色が響き始めます。会場はたくさんのお客さんが訪れ、ハイライフ八ヶ岳2日間の大トリのステージに期待感が膨張。二人がステージに呼び込まれると、この日1番の歓声が会場を包みました。
大安、Peace Tree、家族の風景など、アンコールを含め計11曲を披露。U-zhaanのタブラに重なる唯一無二の歌声。「またここで会いましょう」そんなハナレグミの言葉と皆さんの歓声が、ハイライフ八ヶ岳のこれからを強く後押ししてくれる瞬間となりました。

新しい風に吹かれた八ヶ岳、これからのハイライフへと種を蒔きました

9.10(土)11(日)2日間で約1,000人の皆さんにご来場いただいた「ハイライフ八ヶ岳2022 powered by ソラリズム」。会場やアーティストラインナップ、マーケットなど、例年までとは違う試みをぎっしりと詰め込んだ新しいハイライフに集ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
不安もありながら準備を進めてきましたが、2日間をめいいっぱい楽しんでくださっている皆さんの姿がハイライフに新鮮な風を呼び込み、これからへ繋がる新しい種を蒔くことができました。もう来年の開催に向けてたくさんの試みを模索し始めているハイライフチーム一同、本開催で蒔いた種がどんな形で芽を出すか楽しみにしています。
ここで会えるよう、来年もぜひ八ヶ岳へ確かめにきてください!
皆さん2日間、本当にありがとうございました!