ハイライフ八ヶ岳を支える地元人たち♯02:小林 勉さん(ブルーイングリーン)

2019.06.22

「ハイライフ八ヶ岳」は、地域のさらなる発展を目指す有志なら誰でも参加できる、開かれた実行委員会のみなさんと一緒に作り上げています。
そして八ヶ岳の豊かな自然に育まれた様々な文化も、そこに暮らす人々があってこそのもの。
「ハイライフ八ヶ岳」の魅力を、そのまま体現しているとも言える、そんな地元人(じもとびと)のお話を紹介していきます。

清里観光振興会の会長:ペンション「ブルーイングリーン」ご主人でもある小林勉さん

「ライブの後にゆったりした気持ちで良い宿に泊まって、山梨の美味しいワインなんか飲んでゆっくり寝て、できたら宿の美味しい朝ご飯は楽しんで、またフェスの2日目も楽しんでほしいんです。」

清里観光振興会の会長:小林勉さんは、大の音楽好きでも知られる地域の名物オヤジ。ご自身の宿「ブルーイングリーン」の名前もマイルス・デイヴィスの名盤「カインド・オブ・ブルー」の曲からのオマージュです。そして、お話しを聞かせてもらった食堂の窓からも、八ヶ岳をドーンと眺めることができるペンション「ブルーイングリーン」も本当に素敵な宿です。
 


清里だからこそ、40軒以上の個性的ペンション&ホテルが

「清里には、ゆったりとした上質な宿が本当に沢山あるので、それぞれの好みやこだわりで選んでもらえます。僕に負けず劣らないオーナーの個性が出たペンション、ホテルが沢山ありますから(笑)」
小林さんが仰るとおり、清里は40軒以上の個性的なペンション、さらにホテルも大小様々に宿のバリエーションが豊富です。80-90年代から30年近く熟成されてきた数々の宿はそれぞれ個性的で、料理もイタリアン、フレンチ、和食などオーナーのこだわりと個性が現れ、自然体験や、天体観測、クラフト体験などの提供プログラムも、それぞれの宿の個性と地域リソースの広がりも多様です。
 


ホテルだから余裕をもてる時間、子供やお年寄りも

「ホテルは部屋数も余裕あるので、フェスの直前の予約でも対応できるところがありますよね。それと地元の食材の良いレストランがあるのも魅力です。フェスの会場から少し遅い時間に着いても、食事の時間はペンションより融通が利くんじゃないでしょうか(笑)」
なるほど確かに、フェスが終わってからの宿で落ちついて食事ができるのは、ちょっと良いですね。ホテルの多くは施設も立派で気遣いもすくないので、子供連れや、少しお年を召した家族の方とのフェス参加を考えているような場合には、とても良い選択肢になるのではないでしょうか。
 


宿の多くが森の中、地域の歴史文化、そして絶景も勿論!

「昔から清里の森の中の宿が多いのも魅力だと思います。やっぱり自然の中に溶け込んで過ごしたいっていう気持ちが強いんでしょうね。清里は昔から森の豊かなところですから、当然のことですけどね。もちろん清里ならではの広がりのある景色、八ヶ岳や南アルプスの絶景に面した宿もありますよ(笑)。」
小林勉さんは清里観光振興会の会長であり、自然体験プログラムを提供するオフィスも運営、まさに清里の事情通なわけで、その言葉には説得力があり、ご自身が清里という地域への愛着と共に移住して、地域の皆さんと一緒につながり育んできた宿泊観光の世界観は豊かです。清里を代表する観光施設でもありホテルでもある清泉寮は元々、アメリカから来た「ポールラッシュさん」がアメリカの畜産技術を日本に伝えようと拓いたのが始まりです。農業技術と共にアメリカン・カントリーの文化も伝わり、長年かけて清里に根を張っていて70ー80代でもキリスト教の人が少なくないそうです。清泉寮の清里聖アンデレ教会の立派な石造りの姿は清里開拓のシンボルとも言われています。
 


フェスと共に、宿でも音楽漬けの2日間も!?

「僕の好みで言えばね、ハイライフの会場で音楽を楽しむのは勿論、うちの宿でも音楽を楽しんでもらって音楽漬けの2日間を楽しんでもらえたらと思います。この食堂、スピーカーもこだわりで素晴らしいCDも沢山あります。実際にこのゆったりとした環境で好きな音楽を聴きたいって、泊まりに来てくれるお客さんもいるんですよ」
そう言って笑う小林勉さんはハイライフ八ヶ岳にこれまで毎年関わり、年々の成長を楽しみに見守ってくれている副実行委員長でもあり、清里の観光を盛り上げようとがんばってくれています。ハイライフ八ヶ岳の会場でも、ブルーイングリーンででも、ぜひ小林勉さんの人柄にも触れて欲しいと思うのです。