高根ふるさと太鼓

高根ふるさと太鼓保存会は、地域の発展と地域文化の向上を目的に、故郷創生の一貫として平成3年4月に発足し、以来町内外から寄せられる期待に応えてその目的を達成のため会員一丸となって、年間十数回の演奏活動と百回余りの稽古、太鼓教室での指導等、活発な活動を続けております。
幸い和太鼓の巨匠、故天野宣先生の作曲された素晴らしい楽曲に恵まれ、併せて同氏の卓越した指導を得られた事は、我が保存会にとってかけがえのない財産となりました。これを基礎に、ベルギーアントワープ市や韓国への演奏派遣等の活動経験を生かし、「継続は力なり」の精神で、町内はもとより日本 全国、さらには世界へと活動の輪を広げて参ります。

高根ふるさと太鼓の楽曲は、故郷高根町の美しい緑と、渾々と湧きいずる湧水の恵、そして目を上に転じるとコバルト色の空 が広がる雄大な自然と、先人の方々が永々と築いて下さった、この世に二つとない歴史と伝統をテーマに作曲して頂いた、

第一楽章「八ヶ岳伝説」、第二楽章 「土」、第三楽章「戯風菜花」、第四楽章「総曲今様」
囃子組曲「高嶺の月」、練込囃子「高嶺颪」
出陣太鼓「甲州軍団」、25周年記念曲「陸根」があります。

天野先生亡き今、天野流師範 前田タクヤ氏の指導の下、誰にでも出来る、「太鼓を打つ」、という活動を通じて、「気付く心」を大切に「継続は力なり」の精神で後輩たちに伝え、地域の伝統文化に育て上げること。また、可能な限り地域の期待に応えて地域文化の向上に寄与することが我が保存会のモットーです。

ただ無心で太鼓に向い自らの音で打つ事が出来たならば、必ずそこには感動があるものと信じております。